
目次
登山のきっかけ
登山自体は全く未経験というわけではなかった。数年前、バイト先にいたおじさんに誘われ県内の山をいくつか登った。その方は人生を山にかけており、日本百名山を制覇したり、高度順応用に車を改造していたりとにかく山について様々なことを教えてくれた。その中で富士山の話も聞いていた。
また、テレビアニメ「ヤマノススメ」でも富士登山が描かれており、いつかは登ってみたいと思っていた。
登るまでの準備
まずは情報収集
初めに富士登山に関する情報を集め始めた。この時点ではヤマノススメで得た知識とバイト先のおじさんの経験談だけだった。
いつ行くか?

まず富士山には7月から9月上旬頃までしか登ることが出来ない。この期間で行く日を決めるのだが、夏休みに入っていない7月上旬のタイミングが比較的人が少ないことが予想されるためお勧めだ。
誰と行くか?
次に同行者がいれば早めに声をかけておく。行くまでに付近の山で歩き方を練習し、体力づくりをするためだ。また、初めての人にはガイド付きツアーも一つの選択肢としてあげられるだろう。理由は後述する。
どのルートで行くか?
富士山には吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートの4つのルートがあり、ルートによって難易度やコースタイムが異なる。また、時期が近づくと山小屋が予約で埋まってしまうため、早めにルートを決めたいところだ。
どの手段で行くか?
富士山へ行くにはバス等いくつかの方法がある。上記のおじさんからは車で行って高知順応する話を聞いており車で行くイメージが強かったが、名古屋駅からのバスを選んだ。「ヤマノススメ」でも新宿からバスで向かっていたと思う。
宿を確保する
富士山で日の出を見るなら宿泊先は必須だ。物を揃えるよりも先に書いたのは予約にはシーズンがあり、一定のタイミングを越えるとすぐに宿がなくなってしまうからだ。
物を揃える
富士山に登るには通常の山登りの道具以外にも、防寒着やサングラス、ヘッドランプ等が必要になってくる。家にあるもので用意しても良いが、何も持っていない人が一から集めるのは大変だ。そこで1万円前後払って道具をレンタルするという選択肢があることも覚えておきたい。レンタルした道具は吉田ルートにおいては5合目の登山口でも借りられるし、自宅まで送ってもらうこともできる。
ただ、靴については長時間自分に合わない物を使うのは危険が伴うため、事前に自分で用意することをお勧めする。
高山病にならないために
富士登山で一番注意したいのが高山病だ。ヤマノススメの作品内でも参加したツアーでも高山病にかかった人がいた。各々罹患の原因は異なるが自分が行った高山病対策をここに書いておく。
充分な睡眠をとる
睡眠不足は普段の生活でも気を付けたいが登山においても高山病のリスクを高める。当日に向けてしっかり調整したい。
こまめな水分糖分補給と休憩をとる
富士登山は12時間以上歩き、4000キロカロリー程度消費する。こまめにエネルギーを摂取しないとガス欠になってしまう。水に関してもこまめに摂取する必要があるのだが、持ってきすぎるとリュックが肩に食い込んで体力を奪われるため、持ってきすぎには注意したい。
適切なペースで登る
ペースを守ることも非常に重要だ。ガイド付きのツアーを選べばガイドが適切なペースで先導してくれる。ただ、大人数のツアーだと不測の事態で途中誰かがこれ以上登れなくなった場合にその方に合わせてそこで登山が終了してしまうこともあるリスクがある。
まとめ
富士登山には日常では味わえない魅力が詰まっている。どうしてもブログ記事では伝えられる情報に限界がある。思い立ったら実際に登山を計画して行ってみてほしい。